ブラックマンデー
ロバート・シラーという米国の有名な経済学者がいます。
ブラック・マンデー(1987年10 月19日)のときに彼は面白い
アンケート調査をしました。
機関投資家、個人投資家を対象に質問状を送り、
それぞれ284社、605人から回答を得ました。質問の内容は
株価下落中に最も重要と考えたユースは何かというものです。
面白いことに、一番多かった回答は、経済や政治のニュース
ではなく、相場の動きだったといいます。つまり、株の下落
それ自身だったと考えられます。
ロバート・シラーという米国の有名な経済学者がいます。
ブラック・マンデー(1987年10 月19日)のときに彼は面白い
アンケート調査をしました。
機関投資家、個人投資家を対象に質問状を送り、
それぞれ284社、605人から回答を得ました。質問の内容は
株価下落中に最も重要と考えたユースは何かというものです。
面白いことに、一番多かった回答は、経済や政治のニュース
ではなく、相場の動きだったといいます。つまり、株の下落
それ自身だったと考えられます。
株が大幅に下落しているから、不安になって売ってしまった。
もっと下がるかもしれないと思い、慌てて投げ売りをして
しまったということだと考えられます。
生身の人間がパニック売りをすることで、売りが売りを呼ぶ
現象はこれまで何度も繰り返されてきました。こういうとき
には何が起こっているかファンダメンタルズから説明するのは
まず無理でしょう。
現在市場で見られる高度な売買手法、瞬時の大幅な相場変動など、
相場の動きそのものが市場参加者の売買の動機となっているのです。
さらに付け加えると、市場参加者のうち、短期売買を行う
ディーラーなどの参加者は、ストップロスというリスク管理を
行っています。損切りです。
相場下落が一定の水準を越えると損を限定する行動に出ます。
このため臨界点をこえる相場変動は
(下落の場合は、さらに下落に弾みが付くこと)
さらに激しく同一方向に変動が拡大することが多いのです。
損切りに指値なしという格言があるように、
その、トリガーポイントに達すると、成り行き損切りが行われ
さらに下へと大幅下落していきます。
さらに、ストップロス(トリガーポイント)
を付けに行く行動を取るディーラー、
短期投機筋もいるくらいです。
相場を形成するのは、情報ではなく、相場が情報を形成し
その形成された情報によって、相場がまた形成されていくと
考えられます。
市場参加者が強気と弱気の時では、
情報の受け止め方が違う場合がありますが、相場の動きに
合わせるかの様に、情報を事後説明的に使う場合が多い。
つまり、市場参加者にとっては、情報をどう解釈し、意思決定を
するかという問題よりも、最終的には、市場価格の変動自身に
影響されて行動を起こしていることが多いと考えられるのです。
つまり、市場の変動を情報などによって説明し、理解することと、
市場から収益を上げることは同じではないのです。
情報は、後付の場合が多く、役には立たない場合が多いと換言
出来るのではないかと思います。
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